2023/12/14(木)
猫背、巻き肩姿勢編〜呼吸と姿勢の関係〜
カテゴリー:その他
たまにいらっしゃいます、「息が吸いにくい」という方。
それはもしかすると、吸えないのではなくて吐き切れてないのかもしれません。
添付した図は動画になっていまして、
呼吸の際の肋骨と肩甲骨と背骨の動きがよく見ればわかると思います。
特に気にして欲しいのが、
肩甲骨が上下に動いている事と、背骨が前に動いている事です。
吸気には肋骨が広がると同時に肩甲骨は上に上がり、背骨は前屈します。
逆に呼気では、肋骨が狭まり肩甲骨は下へ背骨は置き換え上がります。
これが正常な方の肩甲骨と背骨の動きなのですが、
デスクワークや立ち仕事で手元作業をしている方は
常に前屈みであるので、吸気はし易いですが、
十分に息が吐ききれていない状態にあります。
それが慢性化して、猫背となり常に肋骨が広がった状態になり、
常に呼気が短く浅くなります。
そうなると、肺の中の空気が残留したままなので、
息苦しさがでてもっと息を吸いたくなりますが、
もう肺はそれ以上広がれません。
なので、吸えないーとなり、
無意識に息が吸いにくいという状態になっていきます。
つまり、前屈みは呼吸は吸いやすいが吐きにくい、
体を起こしていると呼吸は吐きやすいが吸いにくい、
ということです。
普段からデスクワークが多い方は
時々天を仰いで吐き切れるところまでしっかり息を吐いてみましょう。
それも猫背予防になりますよ。